Windows ムービーメーカー 1080p(1440×1080)YouTube yt:stretch=16:9 |
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TOSHIBA gigashot GSC-A40F で撮影したフルHD動画を、Windows Vista に付属する Windows ムービーメーカー Windows Media HD 1080p でエンコードする作業の様子。サムネイルはアスペクト比が考慮されないみたいです。
【日記】 Windows Vista に付属する Windows ムービー メーカーは、それまでの OS に付属、または、ダウンロード可能なムービー メーカーより高画質な HD出力に対応しています。例えば、私は東芝デジタルビデオカメラ gigashot で撮影したフル HD( 1980 × 1080 )ビデオを Windows Media HD 1080p でエンコードしたり、 CASIO EXILIM で撮影した HD( 1280 × 720 )を Windows Media HD 720p 、あるいは、ビットレートがそれより高い Windows Media HD for Xbox 360 でエンコードしています。YouTube に対応している再生画質が現在は1280×720となります。よって、フルHD動画であっても、Windows Media HD 720p、または、Windows Media HD for Xbox 360でエンコードしてアップロードすれば十分なのですが、YouTube 向けに編集した動画でなくても、アップロードしたいと考える場合もあります。 フル HD ビデオを編集して保持する場合、やはりフル HD で出力したいのですが、Windows Media HD 1080p を選択すると、同じフル HDではありますがアスペクト比 16:9 の解像度が 1440 × 1080 となってしまいます。 もちろん、Windows Media Player 11 を含む通常のプレイヤーならば、アスペクト比を自動で判別するので視聴に問題はありませんが、YouTube にアップロードする場合は問題がありました。 実際に Windows Media HD 1080p( 1440 × 1080 )でエンコードした動画を投稿したのが以下。 gigashot Windows HD 1080 https://www.youtube.com/watch?v=6YYJGtgMXYs 縦横比の 16:9 を維持できず、両サイドに黒い部分が表示されます。 1440 × 1080 は一般的な地上デジタル放送の解像度と同じで、これを 16:9 で表示しています。 これが YouTube にアップロードすると、そのままのアスペクト比で表示されてしまうと思われます。完成したファイルのサムネイルからも判断できますが、gigashot で撮影した 1980 × 1080 のフルHD、Windows Media HD 720p( 1280 × 720 )、 Windows Media HD 1080p( 1440 × 1080 )のサムネイルで、Windows Media HD 1080p のサムネイルが縦長となり、アスペクト比が考慮されていません。 これと同じ現象が YouTube のプレイヤーでも発生します。エンコードされた動画のアスペクト比が 16:9 であるため、アスペクト比が考慮されないプレイヤーは、横幅が単純に縮まった動画になります(トリミングではありません)。 もちろん、同じフル HD でも aviutl を使ってDivX 1080 高画質プロフィールを使えば、1920 × 1080 の解像度を維持したままエンコード可能で、これを YouTube にアップロードしても 16:9 を維持できます。 しかし、このやり方ではカットとつなぎ合わる編集はできますが、タイトル入れや、切り換え効果、文字入れができません(このビデオの内容です)。追記:2009年の時点では aviutl で拡張編集Pluginセットの存在を知りませんでした。 そもそも YouTube に現時点でフル HD ビデオをアップロードするメリットはさておき、YouTube の新機能ではタグに決まったコードを入力する事で、視聴スタイルを変更できるとあります。YouTube 新機能のご紹介 - YouTube 日本語ブログより yt:crop=16:9 動画をトリミングして16:9 (ワイドスクリーン)に表示します yt:stretch=16:9 動画を引き伸ばして 16:9 (ワイドスクリーン)に表示します yt:stretch=4:3 動画を引き伸ばして 4:3 に表示します yt:quality=high 高画質で動画を再生します yt:bgcolor=#0000000 アスペクト比4:3 の動画を再生する際の左右の黒いバーの色を指定できます。 (# 以降で色を指定) 指定方法は簡単で、タグに必要なコードを入力するだけです。 動画ファイル自体を変更するのでは無く、再生時にこれらのコードを読み取るみたいです。 つまり、動画をアップロードする時だけではなく、既にアップロード済みの動画に対しても機能を追加できます。 例えば、今回は Windows Media HD 1080p( 1440 × 1080 )でエンコードした動画は 16:9 なので、単純に「動画を引き伸ばして16:9(ワイドスクリーン)に表示」を意味する「yt:stretch=16:9」を加えれば解決します。 16:9 に満たない元動画を引き伸ばせば、画質は荒くなります。アスペクト比としては、4:3 の動画を 16:9 に引き伸ばせば、画質以外の違和感は無いと思われます。 試してはいませんが、トリミングしてしまうと、動画の一部を 16:9 で表示する事になるので、画面上では切れてしまう部分が存在する事になります。 Windows Media HD 1080p( 1440 × 1080 )でエンコードした動画は、これをする必要はありません。 yt:stretch=16:9 テスト https://www.youtube.com/watch?v=cj_87FmQJy8 今回実験した内容は以下の動画で確認できます。他のページにも掲載していますが、念のために Windows ムービー メーカーで Windows Media HD 1080p を利用する方法を簡単に説明します。 Windows ムービーメーカー 1080p YouTube https://www.youtube.com/watch?v=8YeRPBn1opM 1.Windows Vista で、Windows ムービー メーカーを起動して、フル HD 動画を取り込みます。 2.編集が完了したら、「ムービーの発行」をクリックします。 3.「このコンピューター」をクリックします。 4.ファイル名を入力します。「ムービーの発行」をクリックする前に、編集内容を保管したのであれば、そこで入力した名前が自動で入ります。 5.「追加:設定」をクリックして、「Windows Media HD 1080p( 7.8Mbps )」をクリックします。 6.「発行」ボタンをクリックします。エンコードにはコンピューターの処理能力を要求し、エンコードにかかる時間は性能により異なります。 7.完成 追記:2010 年 5 月 現在、アスペクト比の問題に関しては、無償で提供されている Windows Live ムービー メーカー を使うと解決できます。 Windows Live ムービー メーカー では、解像度 1920 × 1080 のフル HD、1280 × 720 の HD 画質でエンコード可能になりました。 2009年 5月 15日 MB-Supportの管理人 【関連する私のビデオ】 14年ぶりの自作PC 2021年 初心者向け パーツ選びと組み立て方法 https://www.youtube.com/watch?v=aorsmjoE8Dg 【このビデオの再生リスト】 やってみた https://www.youtube.com/playlist?list=PLffGtXtlPoATWUFvDGiVgsB3AX6n3qHcm ソフトウェア https://www.youtube.com/playlist?list=PLffGtXtlPoAQmdV3_eaeVxbMqHIJrj8O5 【私のおすすめビデオ】 ベイカー街221B間取りの研究 グラナダテレビ シャーロック・ホームズの冒険 GranadaTV Sherlock Holmes Baker Street 221B floor plan & props https://www.youtube.com/watch?v=Wz8pJhdR6VA 【建築】グラナダ シャーロック・ホームズ ベイカー街 221B / 7 days to die プレハブエディターの使い方 GranadaTV Sherlock Holmes BakerStreet https://www.youtube.com/watch?v=u7TtB2JQjT4 【私について】 Twitter:@mb_support https://twitter.com/mb_support 【タグ】 #フルHD #youtube #Windowsムービーメーカー #DivX #エンコード #動画編集 #ビデオ編集 #mbsupport |